※この体験談は実話であるため、引用または転載すること禁じます※
第二話では、受験という壁にぶち当たっているK君と経済面で全てをバックアップすることのできない家族の心の葛藤をご紹介しました。
大学受験失敗と成功の体験談 第三話
お金にゆとりのない家族と、バイトをしながら代々木ゼミナールへと通う毎日の大学浪人生のK君は精神的にも肉体的にも限界の状態です。
しかし、とうとうセンター試験への臨戦態勢となる秋を迎えることに。家族と受験生は二人三脚で頑張らなければいけないのに、全てがバラバラの状態での受験シーズンイン。
K君は親に反発をしながらも、毎日必死になってバイトと勉強を両立させて、全国模試などを受けてみましたが、第一志望の大学はC判定。前回失敗の福岡教育大学(国立)もB判定で変わらずという成績。
このままでは、再び同じ結果になるかもしれない・・・
去年の悪夢が頭をよぎります。
せめてバイトを辞めて受験勉強に集中できれば何とかなるのにと思いつつも、仕方ないのでバイトせざるを得ない状況に変わりなし。
K君自身、精神的に追い詰められています。
そんな精神状態を解きほぐす存在であるはずの家族も、もうどうにでもなれといった気持ちが芽生えていますので、受験生活において一番最悪な状態なのです。
そんな状態の中、決戦の冬を迎えることになるのです。
次回第四話へと続きます。(第四話発行まで暫くおまちください)
[しあわせ教育 桜咲くより一言]
家庭の事情から浪人生でバイトしながら受験勉強している人たちも少なくないです。バイトしながら受験して見事に合格する人も多いです。わたしから言わせてもらうと、K君は甘えています。苦しい家庭状況にありながらも浪人させてまで大学へ行かせてあげたいと願う親の気持ちを全く考えていません。わたし自身も浪人してバイトしながら受験に成功しましたし、大学へ通いながら毎日バイトしていました。それでも採用試験などに失敗することなどありませんでした。
はっきり言って、大手のゼミへ通っているからと安心していてはダメです。ゼミへ通うだけで合格できるのなら現役で合格できたはずです。K君みたいな甘えた考えを持っていても合格できませんし、浪人しても成績が伸びない人は、ゼミ以外での学習のやり方が間違っているのです。家庭環境やバイトが問題なのではありません。問題なのは、モチベーション維持と効率の良い勉強が出来るか出来ないのかです。